【山火事の煙とPM2.5】警報の日はどう過ごす?世界が燻製機になった日のリアル体験談

不適合者の暮らしと雑記

山火事で大気汚染

北米で暮らしていると、朝起きて外が茶色く霞んでいる!なんて事を経験します。

ある日、カーテンを開けた瞬間、世界が燻製機になっていた!鼻にツンとくる匂い、喉のイガイガ、目のショボショボ、そして頭痛までついてくる。気象庁などからは「今日は外出を控えましょう」という警報メッセージ。つまり今日は「おとなしく家にいろ」ということだ。

ただ一つ問題がある。

不適合
不適合

……そう、「めちゃくちゃ暇」なのです。

この記事では、僕が実際に体験した“煙の日のリアルな過ごし方”と、なぜ外出を控えるべきなのかをまとめてみたい。


身体への影響は?

なぜ山火事の煙は体に悪いのか?PM2.5の正体

※ 大気汚染の影響は1日で酷くなるのではなく、数日かけて少しずつ影響していきます。

なぜ、こんなに息苦しくなるのか?そして、なぜ外に出てはいけないのか?

答えはシンプルで、煙に含まれるPM2.5(微小粒子状物質)が危険だからだ。PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下と、髪の毛の30分の1ほどの大きさしかない。あまりにも小さいため、普通のマスクでは防ぎきれない場合もある。吸い込むと肺の奥深くまで入り込み、喉や目の痛み、頭痛など短期的な不調を引き起こす。さらに長期的には、呼吸器や循環器の病気リスクを高めることがわかっている。

僕が体験した不快な症状は、まさにこのPM2.5がもたらしたものだったのだ。この見えない敵から身を守るには、とにかく「吸い込まない」のが最大の防御になる。

つまりは外出をしないことが一番です!体験談ですが、マスク意味ないです!!


僕が体験した体の不調

僕が実際に感じた体の不調は以下の通りでした。

  • 目のしょぼしょぼ
  • 喉のイガイガ
  • 頭痛
  • 胸の苦しさ

これらの不調は、PM2.5が引き起こす典型的な症状のようです。これらに加えて、短期的な高濃度暴露で、以下のような症状やリスクが増加することが研究で明らかになっています。

  • 鼻水や鼻づまり: 鼻や喉の粘膜が刺激され、アレルギーのような症状が出ることがあります。
  • 息切れ: 呼吸器への負担が増え、特にぜん息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの持病がある人には、症状の悪化を引き起こすことがあります。
  • 心臓への負担: 心臓病や不整脈のある人は、症状が悪化するリスクが高まります。
  • 疲労感: 体が空気中の汚染物質と戦おうとするため、全身に疲労感が出ることがあります。

これらの情報は、ネットでも確認できます。こちらから


PM2.5警報の日に僕が試した3つのこと

「家にいろ」と言われても、やることがないのはつらい。そこで、僕が実践した「暇」を逆手に取る過ごし方を紹介しよう。

冷蔵庫を攻略する日

外に出られないなら、冷蔵庫と冷凍庫の出番です。僕は「非常食」として眠らせている冷凍肉や野菜を使い、思いがけず豪華な夕飯を作ったりします。夏場は必ず一度や二度は煙の日が来るので、冷凍庫に少しずつ備蓄しておくのがおすすめです。

窓を閉めても侵入する煙の匂いと戦う

窓やドアを閉めても、あのスモーキーな匂いはどうしても忍び込んできます。そこで役立ったのが、アロマディフューザー!正直、PM2.5を消せるわけじゃないけど、ラベンダーやシトラスの香りが混ざると、ちょっと独特だけど気分はだいぶマシになります。あまりにも燻臭いのが嫌であれば、さらに、窓やドアの隙間に濡れタオルを挟むと、匂いや煙の侵入を多少は和らげられます。

「暇」を逆手に取る

外の世界が灰色に霞んでいるぶん、家の中では「自分のための時間」を贅沢に使える。NetflixやYouTubeを思う存分見たり、積んでいた本を片付けたり、手の込んだ料理に挑戦したり、寝具類を全て洗濯したり… あるいは、潔くゴロゴロするのも立派な過ごし方です。

不適合
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気になってたシリーズを一気見だ!!

妻

一昨年は、鬼滅を一気見したわね。あれはあれで充実してたわ


まとめ

煙の日は「安全にだらける」が正解

山火事によるPM2.5は健康に大きなリスクがあるから、無理に外出しないことが一番。

でも、だからといって「暇でつらい」と考える必要はない。冷凍庫を活用し、アロマで気分を切り替え、堂々とゴロゴロする。

不適合
不適合

カナダに来た当初は、それでもクライミングに出かけたけどなあ

ジミーウェッブっていうUSのプロクライマーに会って話した時には、彼「I can’t breathe, it’s horrible.」って話してたなー

妻

(あんたも、その人もなんで外にいるのよ…)

そう、煙の日の正しい過ごし方は、「安全にだらける」ことだと思う。

そして、1年に数度必ず大気汚染の日が訪れます。北アメリカ大陸に来た際にはそれを抑えておくといいでしょう。

早く外の空気が澄み渡り、心置きなく深呼吸できる日が戻ってきますように。


今回の警報情報

今回私の住む場所が一時的にですが700〜900代まで数値が上がっていました。情報をシェアしてくれていたXを載せておきます。

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