アプリコットで作る梅干し風保存食

皆さんこんにちは!迷子の社会不適合者、日々を楽しく生きる僕です。

なんだそれ…w
前回の記事では、カナダで手作りして節約した保存食についてご紹介しました。
日本の家庭の味、特に炊きたてのご飯に合う梅干しは、海外ではなかなか手に入りませんよね。(最近はアジア系スーパーで見かけますが、やっぱり高価です…)
でも、心配ご無用!
梅がないなら、似たような果物で代用しちゃえばいいんです。
今回は、アプリコット(あんず)を使って、梅干し風の保存食作りに挑戦してみました。僕が実際に試行錯誤してたどり着いた、海外でも身近な材料で作れるお手軽レシピをご紹介します。

Let’s get started!!!

(なんなんだ、急に)
材料と準備
- アプリコット:お好みの量(熟しすぎず、少し硬めがおすすめ)
- 塩:果実重量の15%
- クエン酸(Citric Acid):果実重量の2%
- ゆかり(赤紫蘇ふりかけ):適量
- 容器:熱湯+アルコールで消毒したガラス瓶やジップロック
- 消毒用アルコール:ウィスキーやホワイトリカーなど、度数の高いもの
作り方:ステップごとに解説
1. アプリコットを準備する
アプリコットを丁寧に水洗いし、ヘタを取り除きます。
その後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。
一度凍らせることで繊維が壊れ、漬かりやすくなります。


よく見ると、Apriplums!アプリコットとプラムの交配種だそうです。入手元はインデペンデント(Independent Grocery)でした。

3個程食べたけど、甘酸っぱい感じだったけど、総合的には甘いプラムの味だった

洗って、ヘタをとりキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。
2. 容器をしっかり消毒する
保存食作りの最大の敵はカビ。
容器を熱湯で煮沸消毒し、完全に乾かします。さらにアルコール(僕はウィスキーを使用)を少量入れて、容器全体にいきわたるように振り、仕上げの消毒をします。
※今回はジップロック一本勝負をしてみることにしました!
3. 塩漬けにする
凍ったアプリコットを容器に移し、塩とクエン酸を加えます。
蓋を閉めたら、容器を振り回して全体に塩をなじませましょう。

凍ったアプリコットに塩とクエン酸を合わせていきます。

こちらがクエン酸(Citric Acid)です。カナダでは、スーパーや薬局で売っていると思います。

確か僕はネスターズマーケットで買ったよ!
4. 梅酢を待つ
ここからはひたすら待つだけ。
だいたい2週間ほどでアプリコットから水分が出て、梅酢が上がってきます。アプリコットが梅酢にしっかり浸かるようになったらOKです。
※この梅酢は捨てないでください!炭酸で割ってドリンクにしたり、ドレッシングや浅漬けに活用できます。僕はそのまま漬けて使っています。

こちらは、冷凍したアプリコットに塩とクエン酸を加えたものを、そのまま冷蔵庫で寝かせて2日目です。どんどん梅酢が上がってきます。
5. ゆかりで色付け
梅干しといえば、あの鮮やかな赤。
紫蘇が手に入りにくい海外では、スーパーで買える「ゆかり」が大活躍します。梅酢に適量を加えて混ぜ、さらに1〜2週間漬け込んで、好みの色合いになるまで待ちましょう。
6. 天日干しか漬けっぱなし?
最後の仕上げは2つの方法があります。
- 本格派なら天日干し
アプリコットを梅酢から取り出し、2〜3日ほど天日干し。皮が硬くシワシワになり、保存性もアップします。 - 僕のおすすめは漬けっぱなし
2回目以降は天日干しせず、梅酢に漬けたまま冷蔵保存しています。
皮は少し硬めですが、梅酢が全体にしっかり染みて美味しいんです。


懐かしい!これが最初に作ってみて、干したアプリコットです。色も綺麗に入ってますね

結局、皮が硬く仕上がったやつだね
アレンジして楽しむ!
そのまま食べても美味しいですが、皮が硬い場合は「練り梅」にすると便利です。
アプリコット梅干しを叩いて細かくし、ハチミツを混ぜるだけ。
おにぎりの具、きゅうりと合わせて「梅キュー」、ご飯のお供にぴったりです。
熟成4年・仕込み中・市販品の比較動画
今回、この記事のための動画を作っておきましたのでお時間がある方はご覧ください。
まとめ
梅干し作りは、一見ハードルが高そうですが、工夫次第で海外でも手軽に楽しめます。

梅がないならアプリコットでいいじゃない!
カナダでも、あなたの住む場所でも、日本の味をぜひ再現してみてください。
きっと「梅干しロス」が解消されますよ。
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