資金準備と知識の蓄積期間
自給自足という大きな夢を叶えるためには、避けて通れないのが「資金準備」だと思います。

農業だけでなく、新規で何かを始めるときには必ずと言って良いほどに、付きまとうこの問題。

私たちも例外なく、ぶち当たっています
でも、資金をどうやって貯めればいいか分からず、立ち止まってしまう人も多いのではないでしょうか?正直なところ、私もその一人です。今日は、そんな私が今、このカナダで実践している資金準備の方法と、そこから得た気づきについてお話しします。
私が実践する3つの資金準備
「稼ぐ」ことが難しい現状で、私がたどり着いたのは以下の3つの方法です。
投資(暗号資産)
日本の居住者ではないため、日本の証券口座を持つことができません。また、カナダでも居住者でなくなる可能性を考えると、株式の長期保有を断念せざるを得ませんでした。
そこで私が目をつけたのが暗号資産です。為替レートや取引手数料を考慮すると、現金での資産保有よりも、長期的に見て有利になる可能性が高いと考え、現物で長期保有しています。近年、カナダでは規制が厳しくなっており、多くの暗号資産取引所が撤退しているのが現状です。特にレバレッジやレンディングといった投機的な取引は厳しく制限される傾向にあります。
節約
とにかく「物を買わない」に尽きます。本当に必要なものかどうかを吟味し、日々の買い物で無駄をなくすことを心がけています。物価高で、日本では考えられない値段です。
正直に言って、完璧な節約生活は難しいです。特に気温が高い日には、どうしても唐揚げとビールをやりたくなってしまいます。(ぇ そんな時は無理せず楽しむことも大切だと考えています。
副業(このブログ)
「記事を積み重ねる」という行為は、まるで貯金をしているようです。すぐに収益に繋がるわけではありませんが、このブログが将来の資産になることを信じて、記事を書き続けています。これは、長期的に見て自分を助けるための、一つの貯金だと考えています。
有益な情報の提供を求められる昨今ですが、唯一無二の自身の物語を残せることも大切な資産だなと感じています。
準備を意識することによって、僕に起きた2つの変化
お金への考え方
これらの資金準備は、単にお金を貯めるためだけに始めたわけではありませんでした。
自分たちらしく生きるためには何が大切か? それは、「食」であり、「時間」であり、そして自分を大切にすることでした。
自給自足は、そんな私たちの価値観を実現するための手段です。資金準備の過程で、私たちは何のために生き、何のために働きたいのかを再確認することができました。

時間のかかる計画だからこそ、本当の思いからブレてはいけない。忘れないこと、諦めないことが大切と思っている。

お金に関しては、本当に進まずに心が折れそうになることが多いからね
使える制度を利用した、資金の計画
正直なところ、このご時世で資金がどんどん貯まっていくとは考えにくいです。
だからこそ、私は「稼ぐ」ことだけでなく、「使える制度」について調べることに力を入れています。融資制度や、移住プログラム、新規就農者助成金など、国や地方自治体が行っている扶助を徹底的にリサーチすることが、夢への近道だと考えています。
単に漠然と貯金するのではなく、融資を受けるための具体的な計画書を作成するなど、ゴールから逆算して行動することが重要だと感じています。

僕は、これではお金は貯まらないと感じて、初めて「じゃ、使える制度はないのかな?」って考えるようになりました。借金は負債だけど、何かを始める時には融資を含めた「お金を借りる」選択も考えなければいけないと変化しました。
資金準備から得た3つの気づき
資金準備は、多くの人にとって不安の種です。しかし、その不安に向き合い、具体的な行動に落とし込んでいくことは、自分の価値観を再確認し、未来を具体的に描くプロセスでもあります。僕の気づきを3つまとめてみました。
多様な方法を組み合わせることで、資金準備は地道に進む
- 暗号資産の長期保有・日々の節約・副業としてのブログ、と異なるアプローチを組み合わせることで、少しずつ資金が積み上がっていく実感につながります。
制度を知ることは、資金を工面するための新しい道を拓く
- 融資制度や移住プログラム、新規就農者向け助成金などを調べ、活用を検討することは、夢への「近道」となります。
余談ですが、直近、僕の友達が、商工会議所主催の起業セミナーを受講し終えたとの事で、これから事業計画を提出したり、融資を受けれるかが決まると話をしていました。
資金準備は、自分の価値観を再確認する機会にもなる
- 「何のために生き、何のために働くのか」を深く考えるプロセスとして、準備期間自体が大切な時間であると気づかされます。
まとめ
不安を力に変える
自給自足という大きな夢に向かって、資金を準備するための今の努力は、ただのお金集めではありませんでした。
- 暗号資産への投資、節約生活、ブログ執筆と、それぞれの小さな取り組みが、確実に資産の準備になることを実感しています。
- さらに、国や自治体のサポート制度を知ることは、これまでなかった未来への扉を開いてくれました。
- そして何より、資金をどう集めるかではなく、「どう生きたいか」を見つめ直す時間として、この準備期間がものすごく大切な時間だと痛感しました。
僕にとって、資金準備とは「不安を具体的な行動に変えること」でした。そのプロセスを通じて、自分が大切にしたいことも少しずつクリアになってきています。
このブログを読んでくれているあなたにも伝えたいのは、「今の不安や準備の苦しさは、未来の自分を形作る重要な一歩」だということ。道はまだ遠いかもしれませんが、あなたの“今”が、きっとその先の自給自足の夢を現実に近づけています。
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