【海外移住の闇】僕の人生を変えた、休憩なしの14時間労働

迷走と挑戦の記録

カナダでの14時間労働は地獄だった話

皆さんは、劣悪な労働環境で働いた事はありますか?僕は、計8年近くそんな環境に身を置いたことがあり、それによる影響、そうなってしまった経緯、なぜそのような環境が生まれるのかをまとめましたので見て頂けると嬉しいです。

最後には、そんな僕ができる3つのメッセージを添えています。

想像を超える過酷な労働環境

私がカナダで働いたのは3つの職場です。

そのうち2つは同じオーナーが経営する日本食レストランでした。問題は、この2つのレストランです。

最初の職場の給与は、1日14時間労働で時給に換算するとわずか6ドル。当時の最低賃金の半分以下でした。

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家賃は安かったんだよな

まあ、田舎のボロ屋みたいな所だったから当然だけど。

しかし、この頃から住居問題はあったから、正直助かった部分ではあるけど

パンデミックの直前にその店は韓国人に売却され、給料は少し上がったものの、再び別の韓国人へと売られてしまいます。

そこでビザの取得で揉め、レイオフとなりました。

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なかなか、焦ったなぁ

でも、この辺りで妻に出会ったんだよな!

妻

色々あったねー

楽しいこともあったけど、パンデミックもあって不安が多かったね

当然クライミングどころではなくなり、僕は趣味を封印せざるを得なくなりました。


ストレスで白髪が増えた人間関係

最初の職場で目にしたのは、スタッフ同士の抗争や、敬語を使う者がいない荒れた環境でした。

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毎日のように、「◯ね!」「◯すぞ」とか、下ネタとか悪口とか…

他人に対するリスペクトはなし!刑務所みたいだったなぁ

※先日、理解できないような連絡がきました。連絡先のシェアは気をつけてください。(例え同じ国同士でもです

今振り返れば、劣悪な賃金や労働環境、特に管理されていない体制、店主からの曖昧な指示などがそうさせたのだと理解できますが、当時はそのストレスで一気に白髪が増えました。

妻

ワーホリの女の子に、手を出すおじさんとか居たよね

しかし、僕は永住権を取得して自由になるため、この環境に耐え続けました。

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負けてたまるか!!!

クライミングで培った逆境を乗り越える力を使って、自分を強くするんだ!

寝なくてもいい!英語も料理も全力でやってやる!

と、反骨精神をむき出しにしてポジティブに考えていました。


夢か、現実か。究極のジレンマ

この過酷な労働環境の中でも、僕には何にも変えがたい楽しみがありました。

それは、休日を使って、日本から来たクライマーたちと一緒に過ごす日々です。この時間は全てを忘れられて自分に素直になれる素敵な時間でした。

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朝から仕事なのに、仕事前に登りに行ったなぁ

アホだったなぁ

妻

朝から仕事なのにって、早朝から仕事だよ?

仕事後も、登ってたよね?12時過ぎよ?

心底、いい思い出だと今でも言えます。

しかし、パンデミックを目前にオーナーは店を売り、永住権取得への道が遠のきました。

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こう、振り返って思うけど…

試練ばっかりじゃねぇか…

ビザで路頭に迷い、僕はクライミングを封印せざるを得なくなりました。生きる道を必死に探す日々が始まったのです。


地獄へ再突入か、それとも転期か

再び前のオーナーが新しいレストランをオープンすると知り、僕は藁にもすがる思いで再びビザサポートをお願いしました。

妻

これ、私は不安だったのよね

絶対環境良くなるはずないから

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今までの数年が泡のように消えるのが悔しくて…悔しくて…

永住権のために劣悪な労働環境、人間関係で我慢してきたこと、そして辞めざるを得なかったクライミングの期間ですら無駄にしたくなかったからです。こうして、再び1日14時間、休憩なしという、さらに過酷な労働環境に身を投じることになりました。

ですが、前の店が売られたときに、韓国人オーナーのもとで働いていた妻と出会えたことは、間違いなく僕の人生で一番の転機です。

妻

結局、韓国人オーナーが借りてくれたアパートが一番広くて綺麗だったね

後にまたオーナーチェンジで追い出されてしまったけど

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懐かしいね

小さな幸せも、蹂躙されるような日々だったね

この経験は、決して楽しいものではありませんでしたが、僕に「働くこと」の意味を問い直し、そして妻というかけがえのない存在を与えてくれました。

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自分の芯を持て、自身の限りある時間を他人に搾取されるなということを学ばせてもらいました。


カナダで“闇”を見てきた僕が伝えたい、あなたへの3つのメッセージ

これらの経験をした僕が、今大切にしていて、今後も育てていくだろう信念を見つけたので、これを見ているあなたに近道として書き記しておきます。

環境が苦しくても、自分の価値観は手放さないこと

  • 給料や労働環境は改善できなくても、自分の在り方や大切なものを見失わなければ、それが支えになります。
  • 他人と自分を天秤にかけて比べないこと。他人が楽そうに見えることがあるかも知れません。しかし、それはあなたの人生に関係ないことです。自分の人生に集中してください。

支え合える仲間・家族が、道を照らしてくれる

  • 僕が妻やクライミング仲間との関係に救われたように、一人で抱えない強さを持つことが心の安定につながります。
  • 難しいことかも知れませんが、苦しい状況の中、一人にならないでください。自分一人の力はすごく小さいものと理解しておきましょう。

命を削ってでも働く世界から、自分の幸せへ目を向けよう

  • 耳障りのいいことを言う、同胞には気をつけましょう。あなたが考えるよりそのような人はあなたを利用しようとします。
  • 歩む道は違っても、今の苦しみを無駄にしないために「次はどう生きたいか」を自分に問う瞬間を、どこかで作ってください。

まとめ

僕の人生を振り返ると、高校を卒業してからは、しなくても良い苦労や失敗を体験してきたと思います。最近では、それが確かに「苦労」ではありましたが、必ずしも「失敗」ではないことに気がついてきました。それは、人生においてのスパイスで自分を成長させてくれるものです。

特に何かのスキルが上がった訳ではありませんが、僕はそのスパイスのお陰で、以前より優しくなれているような気がします。人生100年の時代、どのように心のモチベーションを保っていくかが大切と思っています。

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明るく生きていこう!

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